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学生(ゼミ生)必携アイテム

 

橋本努

 


 

「必携」として推奨したい書籍や文具などを以下にリストアップします。

 

ゼミ生の方は、ぜひご用意ください。2004.1.

 

 

・『英単語ターゲット1900――大学入試出る順』『英熟語ターゲット1000――大学入試出る順』旺文社(大学入試用の参考書ですが、意外と忘れている単語や熟語は多いものです。大学ではこのレベルの基本を使いこなせるようになりたい。)

 

・『小論文ノート』代々木ゼミナール出版(大学入試問題とその解説集。これは大学生のための参考書としても重宝します。代ゼミに行って買いましょう。)

 

・『チャート式新倫理』数研出版(高校では「倫理」について体系的に学んだ人は少ないようですが、大学ではこの分野の知識がとても重要です。いまからでも遅くないので、読んでみましょう。ちなみに私の場合も、大学生になってから「倫理」を勉強しはじめました。)

 

・『倫理思想用語辞典』山川出版(高校生や大学生を読者対象にした非常に分かりやすい辞典です。)

 

・『新詳説 国語便覧』東京書籍(高校生向けの参考書ですが、意外と利用価値が高い。大人になってもずっと使えるという、数少ない必携書だと思います。)

 

・『現代地図帳』(高校生のときに用いたもの。これも必携です。)

 

・『世界史事典』旺文社(高校生向けですが、大学でも役立ちます。)

 

・『経済辞典』有斐閣(経済学部生に限らず大学生であれば、新聞の経済欄を読むための座右の書としたい。)

 

・『経済財政白書』(毎年刊行。インターネットでも公開されていますが、読みにくいので、一度書籍の形で買って読んでみましょう。このレベルのデータを理解できるようになることが、大学生の目標です。)

 

・日本経済新聞社編『経済学を作った巨人たち』日経ビジネス文庫2001年(とりあえず著名な経済学者のことについて知識を得ておこう。)

 

・『社会学事典』弘文堂(縮小版が出ています。これがとりあえず定番。現代の一般教養という点で、最も相応しい事典かもしれない。)

 

・クラシックやジャズや民族音楽の名盤を紹介した新書類の本(200選とか500選といったカタログ的なものがありますよね。音楽との出会いを求めて、いろいろな情報を摂取してみましょう。)

 

・『西洋美術史』美術出版社(ビジュアルで教科書的な定番です。とりあえず買っておきましょう。)

 

NHKラジオ講座の英語のテキスト(英会話の勉強は、大学の授業だけでは不充分。やはりラジオ講座のテキストを活用したいところです。どの講座でもいいですから、半年間、続けてみましょう。最近では毎月2枚組みのCDが別売されているので、これを購入してリスニングの能力を高めることができます。毎日二時間、食事の時間などにリスニングをしてみましょう。)

 

・『面接の達人』(毎年いくつかのバージョンが発行されています。いまや就職活動のバイブルと言われるほどの人気。就職活動の覚悟を決めておくために、これを大学一年生の段階で読んでおきましょう。そして本書に提示されるさまざまな課題小論文を、実際に書いてみましょう。)

 

・『知恵蔵』『イミダス』『現代用語の基礎知識』(いずれも、現代社会を読み解くための大型の電話帳のような辞典です。毎年刊行されていますが、これら三つのうち一冊を買ってみましょう。レポート作成から就職活動に至るまで、大学生に欠かせない必携図書です。)

 

・『朝日キーワード』朝日新聞社(これも就職活動やゼミの議論で威力を発揮します。毎年刊行されているので、早めに買っておきましょう。)

 

・『日本の論点』(討議能力を鍛えるための最重要アイテムです。本書は高校入試小論文を書くためのバイブルとも言われていますが、大学入試や大学でのレポートにも、大いに役立ちます。現代社会のさまざまな問題について、自分なりの考えを作っていきましょう。代ゼミの『小論文ノート』の勉強を終えたら、この『日本の論点』を用いて小論文を書いてみましょう。)

 

・岩波文庫100冊(とりあえず、月に5冊以上の岩波文庫を古本屋で探してみましょう。そうすると2年間で100冊くらい購入することになりますが、これが一つの目標。もちろん岩波文庫にこだわる必要はありません。本棚に飾るインテリア商品だと思って、洗練された文庫類を集めてみましょう。「本棚を見るとその人の人生(の価値?)が分かる」と言われますが、最初は誰しも背伸びをして買うことに、大きな効果があるようです。)

 

・立花隆著『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』文春文庫(自分なりの読書術について考えてみましょう。)

 

・立花隆著『ぼくはこんな本を読んできた――立花式読書論、読書術、書斎論』文春文庫

 

・立花隆編著『二十歳のころ〈119371958―立花ゼミ「調べて書く」共同製作』新潮文庫(大学生活をいかに過ごすべきか、これを読みながら考えてみましょう。)

 

・高野悦子著『二十歳の原点』新潮文庫(二十歳の大学生が書いた日記の古典。最後は自殺してしまうのです。)

 

・谷川俊太郎著『ONCE 私の20歳代1950-1959』集英社文庫(これは一例ですが、詩人が20歳前後に書いた作品にふれてみたい。)

 

・スマイルズ著『自助論』三笠書房(『西国立志編』の現代訳。私もこれを、大学時代に先生から薦められました。だらけた生活に一喝の効果があります。生活の規律と精神の自律を説いた名著です。)

 

・好きな画家の画集を一冊。(どんな画集があるのかを探してみるだけでも、有意義な気がする。)

 

・好きな海外旅行記。(海外旅行に行くことを想定して、日頃から旅行記を探してみよう。「地球の歩き方」(各国別)というガイドブックも出版されているが、こうした本を通じて、ある国や地域の社会的・文化的情報についていろいろな情報を得ておきたい。国際常識みたいなものって、案外こういう知識のことではないだろうか。)

 

・知里幸恵編訳『アイヌ神謡集』岩波文庫(アイヌの古典、この美しさを味わおう。)

 

・デジタルカメラ(最低限の画素数で十分。これを使って旅行記や本棚記などを作成してみたい。)

 

CD, MD付のラジカセないしコンポ。(自宅勉強のために。FMをエアチェックしたり、CDからMDへ録音したりしながら、語学や音楽を摂取しよう。)

 

・ウォークマン(英会話を録音して、歩きながらリスニングする習慣を身につけたい。)

 

・パソコン(読み書きパソコンの時代です。メーリングリストに加入したり、必要な情報をインターネットで探すくらいのスキルを身につけたい。台湾の大学生は大学一年次からパワーポイントを用いた研究発表をしていました。)

 

・電子辞書(広辞苑、漢和、英和、和英、英語以外の外国語、が使えるもの。ゼミでも使いますので、毎日携帯しましょう。)

 

・スクラップブック(新聞の切り抜きを貼るために使います。SCRAP BOOKという商品名で売っています。)